カッパの証文(しょうもん)(南保)

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 昔、昔。谷の村の九助(きゅうすけ)さの家の前の小川のふちに、カッパが住んでいました。このカッパは、時々、川遊びや夕ぐれに、
一人で遊びほうけている子どもの「きも」を取って食べたそうです。そして、次の朝には、カッパに「きも」を取られて死んだ子どもが、白くなってふちにういていたそうです。
 村人は、いろいろと話し合い、カッパに「きも」取りをやめさせるために、おいのりをしました。しかし、カッパは「きも」取りをやめませんでした。
 こまりはてた村人は、考えに考え、ある日、カッパの子どもを生けどりにしました。
 子どもがかわいいのは人間もカッパも同じです。カッパは、人間の子どもの「きも」取りをやめれば、きっと子どもを返してもらえると考えました。そして、泣(な)きながら、その約束(やくそく)を人間に信じてもらうために、証文(しょうもん)(証(しょう)になる文)を書きました。
その証文には、
「今後、どんなことがあっても、九助さの家の前のふちでおぼれている子どもや、川に落ちた子どもの「きも」取りをしません。」
と書いてありました。
 村人は、それを読み、カッパに子どもを返してやりました。
 その後、小川で遊んでいて、カッパに「きも」を取られた子どもはいないということです。
 そのとき、泣きながら書いたカッパの証文は、長い間、のこされていたそうです。

 

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